断熱材の吸水と罹災証明
現代住宅では,床や壁に断熱材が使われています.グラスウールが多く使われていますが,浸水して吸水すると乾かず,カビが発生します.また,壁に使われている石膏ボードも断熱材の水分によりカビます.カビは,アレルギーや喘息の方だと症状を増悪します.また,断熱性の低下といった居住性だけでなく,筋交いや柱の腐朽,...
災害からのすまいの復旧・復興に関する情報など
現代住宅では,床や壁に断熱材が使われています.グラスウールが多く使われていますが,浸水して吸水すると乾かず,カビが発生します.また,壁に使われている石膏ボードも断熱材の水分によりカビます.カビは,アレルギーや喘息の方だと症状を増悪します.また,断熱性の低下といった居住性だけでなく,筋交いや柱の腐朽,...
2022/8/17に関川村で開催された浸水住宅の復旧に関する説明会のビデオを公開します.水害からの復旧の参考にして頂ければ幸いです. 水害後の家屋の現状とボランティアとの連携について 風組関東 小林直樹 水害後の家屋の復旧手順 信州大学 中谷岳史 中谷先生作成の壁部分解体の...
応急修理制度の適用範囲が2019/11/22内閣府通知により拡大されました.長野市ホームページに掲載された適用箇所の図を示します.浸水した石膏ボードや断熱材の交換が可能になり,畳の枚数の上限(従来は6枚まで)が撤廃されています.(新規に適用された箇所で主だったところを,木村が独自に赤線と黄色のマーカ...
新建新聞社が「被災地における住宅復旧作業の注意点」という動画を作成しています.講師は水害対応を得意とするボランティア団体「風組関東」の小林さんです.工務店,ボランティア向けの動画ですが,4本目は,住宅の応急処置のポイントが被災した方にも分かる内容になっています. 被災地における住宅復旧作業の注...
2019年8月の台風15号災害後に応急修理制度が準半壊(一部損壊で損壊割合10%以上)にも適用(2019年の災害に遡及適用)されることになったことを踏まえ,すまいの再建の流れの図を改訂しました.
木村が書いた水害で被災したすまいの復旧と再建に役立つ記事のリンクをまとめておきます. 水害の見えない被害 消毒したはずなのに・・・ 「保険」「機材」「避難」で水害に備え 水害にあったら何をすべきか?(平成30年7月豪雨の際にまとめたもの) 写真を撮る・領収書やレシ...
台風21号により,川越市寺尾,ふじみ野市元福岡の一部で,床上浸水約300戸,床下浸水約200戸の大規模浸水災害が発生しました.公的支援制度の情報を下記に整理しておきます. 埼玉県 平成29年台風第21号による被災者への支援について 災害による被災者に対する県税の減免等の取扱いについ...
カビ対策の消毒薬として次亜塩素酸ナトリウムを使う場合がありますが,噴霧してはいけません.下記のリンクから一部抜粋しておきます. Q.次亜塩素酸ナトリウムは噴霧して使用してもよいでしょうか? A.次亜塩素酸ナトリウム溶液は噴霧すると、噴霧する人が吸い込んでその人の健康 障害につなが...
水害後の建物の処置についてまとめておきます.被災地区にいる時は,長袖,長ズボン,マスクをして下さい.また,アレルギーや喘息の方は,有機粉塵(流れ着いた有機物,カビ,細菌等)により症状が悪化することがあるので,特に注意して下さい. 1.写真を撮る ・建物の外観を3方向から撮る ・内部...